京都大学 特別経費概算要求事業 海外サテライト形成によるASEAN横断型環境・社会イノベーター創出事業

入学希望者

イノベーター・プログラム(EIPプログラム)では、タイ(マヒドン大学)・インドネシア(ボゴール農業大学)・ベトナム(ハノイ理工科大学)のパートナー大学と3年間の修学期間で2つの修士号を取得できるダブルディグリープログラムの設置にむけ準備中です。

通常、2つの修士号を取得するには4年間の修学期間が必要ですが、本プログラムでは大学間の単位互換制度を活かし、その期間を3年に短縮しています。地球環境学舎において地球環境学を学び、そしてパートナー大学においてより専門的な研究(環境工学や農学など)に従事することを通じて、高度な専門性と学際的な地球環境問題の双方を、広く、そして深く、学ぶことが出来るプログラムです。

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ASEAN諸国では、急激な経済発展と平行し、大気汚染、廃棄物、水質汚濁等の環境問題から急激な都市化に伴う交通渋滞や森林伐採、災害への脆弱性といった社会課題が顕在化してきています。地球環境問題の調査分析、問題解決、そして実務に興味がある人、また将来国際的に活躍したい人にとって、非常に魅力的なプログラムです。

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本プログラム入学者は2年間地球環境学舎で、1年間パートナー大学で修学・研究をして過ごします。ダイナミックな経済発展と同時に深刻な環境問題を抱えるASEANパートナー大学との緊密な連携に基づいた研究活動、そして現地での1年間の生活経験を通じて、本プログラムは、地球環境問題に実践的に取り組む研究能力と実務的スキルを向上させることとともに、英語のみならず現地語も扱える高いコミュニケーションスキルを持つ人材を育成します。 ASEAN諸国の、社会的、言語的、文化的理解を深め、学生の将来のキャリアアップへつなげていくことも、本プログラムの目的の一つです。実際、ASEAN諸国は日本の主要貿易国であり、我が国からASEAN諸国へ、水・環境・インフラ等のビジネス展開が強く求められています。

このように、本プログラムはASEAN地域性を理解し、環境・社会問題の解決を実践する学際的なグローバル人材の育成に取り組んでいます。

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